「ごみ拾い=カッコイイ」に。
ごみ拾いボランティア団体green bird
本キャンペーンの寄付先は、認定NPO法人green bird。2002年より原宿表参道で街のごみ拾い活動をスタートし、現在は国内外に約70チームを拠点に活動しているボランティア団体です。 かつては「ごみ拾い=真面目」というマイナスのイメージを、green birdはカッコイイ、楽しいといったポジティブなイメージに変容させ、子供から大人まで様々な人を巻き込んでいます。

これまで活動の際はプラスチック製のごみ袋を使用してきたが、用具にも環境配慮をすべく、今年9月からお米由来のライスレジン製のごみ袋を採用。
「ポイ捨てを減らすためには、ポイ捨てしづらい空気を街中につくる。そのためにごみを拾っている人を目立たせようと考え、緑色のビブス(スポーツの試合などで着られるメッシュ地のベスト)や軍手を身につけて活動を行っています。また、コロナ禍以降は事前登録制を設けていますが、本来は事前登録や清掃用具の持参は一切不要で、身ひとつで誰もが気軽に参加できるボランティアとして、社会貢献への参加のハードルを下げてきました」と、green bird代表の福田圭祐(ふくだ けいすけ)さんは話します。
19年ごみ拾いを行っているなかで、変化を感じることはあるのでしょうか。
「街に落ちているごみの種類は、タバコの吸い殻、缶やペットボトルなど、あまり変化はありませんが、10年前、20年前に比べて、ごみの量は間違いなく減ってきています。少しずつ、ポイ捨てへの意識が変わってきているのかもしれません」
green birdはこうした街でのごみ拾いからスタートしていますが、現在は海洋プラスチックごみ問題の解決にも注力し、“街から海へ”と活動を広げています。
「もともと街のごみ拾い団体ですが、海洋プラスチックごみ問題が深刻となっている今、街のごみは海へ流れ着いているから、他人ごとではないよね、と。街の活動に加えて、ビーチクリーンを行うチームも増えてきました」