アクエリアスシリーズを購入して、
ピンクリボン運動を支援しよう!

アクエリアスシリーズを購入して、ピンクリボン運動を支援しよう!
開催期間
2022年7月4日〜7月31日
開催店舗
  • sugi
現在のエントリー数

66,219  / 目標 39,000

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皆様からの買い物を
通じた温かいご支援、

誠にありがとうございました!

BE+CAUS(ビーコーズ)
〜「アクエリアスシリーズを購入して、
ピンクリボン運動を支援しよう!」
活動報告〜

2022年7月4日〜7月31日の約1ヶ月間、BE+CAUSで実施した「アクエリアスシリーズを購入して、ピンクリボン運動を支援しよう!」キャンペーン。
今回のキャンペーンでは、ドラッグストアのスギ薬局と飲料メーカーのコカ・コーラボトラーズジャパンが参画しました。
スギ薬局の専用アプリからキャンペーンにエントリーし、店舗でアクエリアスシリーズ用品を購入すると、 購入金額の一部が、乳がんの早期発見・治療を目指す「ピンクリボン運動」を展開する認定NPO法人J.POSHに寄付されます。
期間中にいただいたエントリー数は、66,219。当初、目標として掲げていた39,000エントリーを大きく上回り、多くの方の想いが当団体へ届けられました。

はじまりは、乳がんで
姉を亡くした乳腺医の想い

ピンクリボン運動とは、主に乳がんの早期発見のための啓発運動を推進するための世界規模での取り組みのこと。 1980年代にアメリカではじまり、日本では2000年代に入ってから取り組みがスタートしました。
そのような流れの中、2002年に設立されたJ.POSH。全国規模で活動を展開しており、国内でのピンクリボン運動をリードする団体のひとつです。

「設立当初は『マンモグラフィー』という言葉すら認知されていなかった時代。乳がんの検診率も10%台でした。 そのような状況の中、私たちはリーフレット制作やティッシュ配りなど地道な啓発活動からスタートしました。」そう話すのは、J.POSH理事の平田さん。

「取り組みを進める中で、徐々に日本国内でもピンクリボン運動が広がっていき、近年では検診率は45%ほどに上がってきました。 しかし、国際的に見れば、日本の乳がん検診率はまだまだ低いのが現状。海外では検診率が80%を越える国もあります。 検診を受けられないのであれば、セルフチェックを行うように推奨するなど、少しでも早期発見につながるような取り組みを進めているところです。」

そもそも、どうしてこのJ.POSHを立ち上げようと思ったのでしょうか。設立の背景について、平田さんが話してくれました。 「J.POSHは、私を含めて高校の同級生6人でつくった団体。そのうちのひとりが乳腺の専門医なのですね。しかし、彼のお姉さんは乳がんで亡くなってしまったのです。 そのとき彼は『専門医の自分がそばにいたのに姉を亡くしてしまった』と、ひどく落ち込んでいました。その数年前に、彼はイギリスに留学していて、 ピンクリボン運動が盛んに行われていることを目の当たりにしていました。そして姉の死を機に『日本でもこの活動を広げなければ、乳がんで手遅れになる人が減らない』と決意を固め、 私たち仲間に声をかけ、日本でピンクリボン運動を展開するJ.POSHを立ち上げたのです。 Japan Pink ribbon Of Smile and Happiness J-P-O-S-H笑顔と幸せのピンクリボン運動にしたいと名づけました。」

子どもを想う母親の気持ちから
生まれた奨学金

2022年で設立からちょうど20年。近年、J.POSHの取り組みは啓発活動以外にも広がっています。 「ときに『乳がん撲滅』というスローガンが使われることがありますが、現実的にはなかなかむずかしい。 私たちにできるのはできるだけ早期に見つけられるような環境をつくること、そして乳がんになったとしても人生を少しでも前向きに歩めるようなサポートをすること。 特に近年では後者のアプローチも増えてきています。」

乳がんになったあとの人生をサポートする……そのようなアプローチの例として、今回取り上げるのは、「J.POSH奨学金まなび」と「家族で湯ったりキャンペーン」の2つの取り組み。 まず「J.POSH奨学金まなび」について、設立の背景を語ってくれました。

「2007年の夏、福岡で乳がんの患者さんやご家族同士が交流できるプログラムを実施していました。 そこに『娘が乳がんになって、2人の小学生の子どもを連れて実家であるわが家に帰ってきています。参加してもいいですか?』と、問い合わせがあったのです。 『ぜひどうぞ』とお答えしたら、当日来られたのは車椅子の高齢のおじいちゃん。その日は、乳がんになられた方のご家族の会に参加していただきました。 しかし、それから半年後、そのおじいちゃんから『娘が亡くなりました』と連絡をいただいたのです。そして、娘さんが死の間際に遺したメモを送って下さいました。 そこに書かれていたのは、2人のお子さんのこれからを想う母親としての気持ち。とくに私たちの心に刻まれたのは、『高校、しゅうしょく』という文言でした。 自分がいなくなったら高齢の両親に面倒を見てもらわなければならない。そんなお子さんたちの将来を不安に感じる中でも、せめて高校には進学してほしいという想いが、 そこには込められていたのではないかと考えました。そのお母さんの想いに少しでも応えられるようにと、微力ではありますが、私たちは奨学金の取り組みをはじめることにしたのです。」

当初は20人だった募集人数も、2020年度からはコロナ禍での特別増員を含めて85人の枠へと拡大。支援の輪は着実に広がってきています。

~「アクエリアスシリーズを購入して、ピンクリボン運動を支援しよう!」活動報告

乳がんになっても
温泉を楽しめるように

乳がんになったあとの人生をサポートする、もうひとつの取り組み「家族で湯ったりキャンペーン」。この設立の想いについても語ってくれました。 「乳がんになられて胸に手術痕がのこる方などは、温泉に入りたくても入れないという方がいらっしゃいます。しかし、そのような方に向けた入浴着が開発されています。 このようなアイテムを使うことで温泉を楽しめるようになる人が少しでも増えたらと思い、入浴着での温泉入浴を楽しめる環境づくりに取り組む全国の旅館やホテルとともに 『ピンクリボン温泉ネットワーク』というネットワークをつくることにしたのです。その取り組みの中で実施したのが『家族で湯ったりキャンペーン』。 ここでは、それぞれの旅館やホテルで、乳がんになられた方とそのご家族を無料で招待しています。初年度は7施設のみの参加でしたが、現在参加しているのは26施設。 年々、取り組みに共感してくれている施設が増えています。」

キャンペーンの参加者からは「乳がんになったことが条件になる温泉旅行のキャンペーンなんてほかにはない。」「治療で心配や世話をかけた家族に恩返しができました。」といった声が届いているのだそう。 「乳がん経験者の方の中には『もう温泉には行けない』と思っている方もいらっしゃいます。『それまで温泉旅行が大好きだったのに、手術してから一度も行っていない』という声も聞きました。 キャンペーンに当選するのは各施設1組のみではありますが、この取り組みを続けることで『温泉を楽しんでもいいのですよ』というメッセージを発することにつながります。 そして、『行ってもいいんだ』と思ってもらうきっかけになったらいいなと思っていますね。」

~「アクエリアスシリーズを購入して、ピンクリボン運動を支援しよう!」活動報告

大切にしたいのは、さまざまな
ステークホルダーとのつながり

日常の「買い物」を通じて寄付を行う今回のBE+CAUSのキャンペーン。この取り組みについて、平田さんは振り返ります。 「ご寄付の方法としては、商品タグ等に寄付対象商品と表記しての取り組みはよくありましたが、今回は販売店のアプリにエントリーしてのキャンペーン参加というかたち。 新しいご支援の輪を広げるとともに、普段の啓発活動では届かなかった方にもメッセージを届けられる機会になったのではないかと思います。」

最後にJ.POSHのこれからの取り組みについて伺いました。

「最近はコロナ禍でイベントが制限されていましたが、少しずつリアルで開催されるイベントも戻りつつあります。ウォーキングイベントや乳がん学会、 全国の患者会との交流会などは私たちにとっても大切なコミュニケーションの場。乳がんになられた当事者の方やそのご家族の方、全国で支援を行っている支援団体や乳がんの治療に取り組む医師の方など、 さまざまなステークホルダーの方々との接点を大切にしながら、これからもピンクリボン運動を広げていきたいと思います。」

~「アクエリアスシリーズを購入して、ピンクリボン運動を支援しよう!」活動報告

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